
特に、私が初めて教習所に行ってバイクにまたがったのが11/25と同じような季節だったこともあり、青空の中の朝、冷たい空気を深呼吸すると、あの時の気持ちがよみがえる。
そんな日々を数日過ごし、旦那に提案。
JOJO:「今週末、両親にサラ見てもらって紅葉ツーリングなんてどう?」
旦那:「いいですね〜。でも、出かける予定ないのかな?」
JOJO:「きっと平気と思うけど、聞いてみるね」
そして、安全に走って戻ってくることを条件に、快く引き受けてくれたジィジとバァバ。出発は9時。丸一日許されるツーリングなんて久々だよ〜。最後に一日かけて行ったのは袋田の滝。ロングツーリングはその直後の四国ぶり。実に2年半ぶりだ〜!8時半前に親が来てくれたので、サラを任せて旦那と私はいそいそと準備。もちろん、サラにはそのウキウキ(?)が伝わらないようにそれとなく、そそくさとね(笑
今回の行き先は笠間・益子エリア。11/14に開通したばかりの常磐道(友部〜笠間西間)を通りつつ、下道ウロウロ、おまけに紅葉とバイクのショットが撮れたらいいな、といったのが目的のツーリングだ。
さりげなく旦那が先に、続いて私が家を出て、サラにバイバイを言うこともなくバイクに跨った。うぅ〜ん。いいね、この感触。思わずタンクをなでなで。
さぁ、今日も気をつけて行きましょう!
旦那とメット越しに準備ができたことを頷いて伝え、アクセル回して発進だ。通りなれた裏道ルートで高速道路へと向かう。それにしても寒い。革ジャンの下に長袖Tシャツ、トレーナー、フリースと着込んで着たが、それでも体はどんどん冷えていく。
(そうだ・・・メットの風除け機能(?)を使おう・・・)
↑後で調べたらエアロフラップというものらしい。
(よいしょっと・・・)
走りながらエアロフラップを引っ張る。いつもなら、2cmほど引っ張った所で止まり、それ以上は引っ張れなくなるのだが、あれ、おかしいな。5cmくらい伸びた気がするのは気のせい?
走りながら、メットしたのあご辺りをごそごそと触ると、明らかにやはりエアロフラップが5cmくらい伸びている。たくさん引っ張れた気がしたのは気のせいではないらしい。
(どうなってんだ??)
ミラーで確認すると、見たことのない形状になっている。メットの下に白いプラスチック!?
信号で止まって、旦那に異変を伝える。
旦那:「あららららら 見覚えのある光景。」
(実は、旦那のメットも以前同じ箇所が破損したことがある)
JOJO:「よいしょっと。どうなってるんだろう?これで引っ込んだかな?」
余分に出た部分を引っ込めようとグローブをつけた動きの鈍い手で必死に頑張る。
旦那:「ダメダメ、触っちゃ、ちょっとどこかで止まろう」
・・・という旦那の助言もむなしく、私の下あごから何かがハラリ。あれれれれ、アスファルトにメットのパーツが落ちてしまった。
旦那:「あぁ〜あぁ〜あぁ〜 ほら触るから〜」
ひょいっと落ちたメットの破片を拾ってくれる。私のメットは一体どうなってしまったのか!?
こんな状態じゃ走行不可なので、とりあえずバイクを左に寄せて臨時停車。まだ、家から10分くらいの所での出来事だった。
旦那:「これはですね〜。こうやってこうやって、こうやればきっと直るはず」
経験者(?)の旦那がメットの構造を理解しながら取れたパーツと出すぎたエアロフラップの修復をしてくれている。
JOJO:「ビニールテープ持ってるけど、、、いる?」
旦那:「うん。必要。」
バイクに何かあった時の為に、とバイクに乗る時は必ず、半ばお守りのように持ち歩いていたものだ。それが、今まさに役に立つ時が来た!
取れてしまったメットのパーツ(メットの一番下の黒い部分)のをメットに合わせて、両端をピッチリと止める。
旦那:「よーし。これでエアロフラップも使っていいよ」
ほっ。旦那が自分のメットの同じ箇所を補強してる間、私はメットをかぶり、バイクにまたがり、エンジンをかけ、エアロフラップを引き出した。
ズル・・・・
!?!?
って、なんでまた5cmくらい引っ張れちゃうの!?
ミラーで見るとまた白いプラスチックの部分が丸見えだ。
早く走り出したいのに、こうなってくると笑えて来る。結局、見た目を気にして一部止めるのではなく、メットを半周ほどまわして小僧のようにビニールテープで止めることになった。



近々、メット買い替えらしいです。
さぁ、そんなこんなで再出発。何度も言うようだが、ここはまだ家から10分の所!
慣れた道を快調に走り進める。
ふと、いつも曲がる交差点よりも大分手前に見慣れない道路を発見した。
旦那:「こんな道あったっけ?」
JOJO:「なかったよねぇ?」
旦那:「行ってみる?」
JOJO:「行こう行こう!」
なんとなく綺麗そうな新しそうな道を行く。これは新たな近道発見となるのか!?
期待を膨らませて旦那の後に続く。
初めは良かった。が、だんだんと道があやしくなってきた。目の前に広がるのは田んぼだけ。よく農免道路なるものがあるが、この先の道は車は絶対に走れない。なぜなら道幅1.5Mほどだったから。2.3回曲がる頃には我々は田んぼのど真ん中。しかも、どの道もトラクターがやっと通れるくらいなのだ。
かろうじてアスファルトが見え隠れしている程度で時々何かのどでかいフンが落ちていて、そして道の両端は草でその横は田んぼときた。
(これ・・・落ちたら洒落にならないよなぁ・・・)
四国ツーリングの沈下橋よりも緊張する。
曲がる前の道幅も1.5mなら、曲がる先も1.5m。しかも、交差点手前で波状路みたいにボコボコしてる箇所があるではないか。
旦那がなんなく行ってしまうので、私も頑張ってついていくが、何度か難所を曲がって冷や汗出しながら乗り進めていたものの、左前方にトラクターが進んでいるのが見え、旦那は既に右に曲がりトラクターの前にいる。このペースでいけば、私がトラクターよりも前に交差点に差し掛かることは一目瞭然だった。
(トラクターの前でコケちゃいけない・・・)
(こけてあっち(田んぼ)に突っ込んじゃいけない)
(頑張れ・・・頑張れ・・・)
(いや、無理して頑張らなくてもいいのでは?)
(プレッシャーに負けてあの惨劇を繰り返すのか?)
(押そうっと)
交差点手前でバイクを停め、うんしょうんしょとバイクを押して交差点を右に曲がった。
前方では旦那が停まって待っている。
トラクターの運転手さん:「おーい、ねーちゃんどこに行きたいんだい?」
JOJO:「○○交差点を左に曲がった先に出たいんですが」
トラクターの運転手さん:「あ"ー ぞれだったらぁ 左行って右行って右行けばいいだべ」
あ、ありがとうございます!!
ペコリと頭を下げ、バイクにまたがり再出発だ。旦那にそのことを伝えその後はバイクで頑張りました。
太い道路(といっても普通の二車線道路)に出た時は、生き返った気になったなぁ。
旦那:「なかなかスリリングな道でしたな」
スリリングってもんじゃないですからーー!!!!
そんなこんなでハプニングその2をクリアし、高速道路を目ざしましょうよ。
高速道路は渋滞こそないもののかなりの台数が走っていた。今考えると、本日のツーリングで行きの高速が一番混んでいたかもしれない。
後ろから大型バイクが3台。良いペースで走っていたので、しばし合流。やっぱ何台かで連なって走るとこれまた楽しい感じだ。

料金所でお金を払おうと停まっていると、ミラー越しに映った後ろの車が怪しげな行動・・・・。料金所手前でUターン(!!!!)して戻っていってしまった。えー!?そんなのあり!?料金所でおかしなことにならないのかなぁ?
笠間・益子を走ってみるものの、写真を撮りたい紅葉に出会えず・・・とりあえずお昼にしましょう。
ツーリングらしく現地の名物を食べたかったのだけど、なぜか食したのはイタリアン。旦那はパスタで、私はピザ。味もこれといって・・・・(汗
でもまぁ、ここの駐車場で紅葉したイチョウを背景にバイクの写真が撮れたので、いいことにしましょうか。


16時を過ぎるとどんどん沈んでいく夕陽に(待って待って〜!まだ沈まないで〜)とにらめっこしながら、運転し、おうちに着いたのは17時。すっかり辺りは暗い。
無事に帰ってくると気になるのはサラの様子。バイクをガレージに入れるのは旦那に任せ、一足先におうちへ入る。
私が帰ってきたことに気が付かないサラはジィジバァバ相手に楽しそうに踊っていた。
後ろから、
JOJO:「サ・ラ・ちゃ〜ん」
と声をかけると
くるっと振り向いたサラ。
久々の感動的再会!笑顔で「マミィー」と来るかと思いきや、人の顔見た瞬間に見る見る顔が崩れ
サラ:「ヴぇーーーーん」
おおおおおおおお、そうだよね、やっぱ寂しかったか。
9時から17時まで。延べ8時間。頑張ったね、頑張ったね、といっぱいギューッと抱きしめた。(排ガスだらけなんだけど、落ち着くまで離れてくれなかった)
いろいろハプニングがあったツーリングだったけど、久々にたーっぷり乗れて楽しかったな。本日の走行距離は265km!なかなかの距離。
また宜しくね、じぃじとばぁばと、そしてサラ!
また行こうね(連れてってね?)、旦那さん(のブログはこちら)。