普段は単身赴任をしている義父が1週間こちらに帰ってきている関係で、旦那の両親に半日サラを見てもらえる(押し付け?)ことになった。お天気は寒い曇り空だったのが午後からすっきりとした快晴に!!
いいですねぇ、バイク日和っぽいじゃーん。
私が昼食の片付けをしている間、旦那がバイクの空気圧チェックとお掃除と暖気をしてくれることになった。
サラ、もうすぐじーちゃんばーちゃん来るからねぇ、楽しみだねぇ、と話しかけながら準備を進める。サラのおむつ交換をし始めた頃、旦那がガレージで暖気を開始した模様。
ブォン ボボボボボボボボボ
2台のエンジンが鳴り響く音。
(いいねぇ〜、マフラー音。へへ、今日はどこ行こう?)
そんな私のウキウキしている心を見透かすように、サラは急に不機嫌になった。
オムツ交換が終わっても泣いて甘えて私にしがみついてくる。おもちゃで釣って床においてもすぐに抱っこモード。
え?もしかしてちょっとだけいなくなるの、感づいてる?大泣きするサラを抱っこして機嫌とっていると、暖気を終えた旦那が戻ってきた。
JOJO:「かなり不機嫌なんだけど・・・・」
旦那:「あらら、今日は無理かぁー!?」
そうこうしてる間にじーちゃんばーちゃん到着。
「さぁーらぁー♪」
ちょっと泣きべそチックな孫の機嫌を伺いつつ、サラをだんだんと私から離していく。
まず、私から旦那に。旦那が抱っこしている間、私はそそくさとバイクに乗る準備。日焼け止め塗って、髪しばって、免許証、それにジャケット用意して。長距離ツーリングじゃないなので、準備としては超簡単。
私が準備を終えようとしている頃、サラはじーちゃんに抱っこされていた。サラが私を目にしないように、死角にいてもらってそそくさとブーツを履いて玄関を出る。サラは私がこっそりいなくなったことに気が付いてない・・・はずだ。
後は宜しく頼んだよ〜。じーちゃんばーちゃん!
バイク出してミラー合わせたら、もうそこは別世界。旦那と一緒に走るの、超久しぶり。乗ってなかったブランクはこの前の300mツーリングで解消されているので、ワクワクの方が大きい。
旦那:「とりあえず、今日は簡単なルートにしようか。」
旦那が選んだルートは1kmほど走って後は片側2車線が延々と続く道を適当に走って戻ってくるというもの。適度に信号があるので、ストップ&ゴーの練習にもなるだろうと。
なんでもいい。バイクに乗れるんだったら。
そんなわけで、今日も気をつけて走ろうね、元気な姿で戻ってこようね、とCBRに話し掛けて出発した。これは、私が免許取ってから必ず行っていること。立ちゴケでミラーが折れちゃったりして完全な姿で帰ってこれなかったことも何回かあるけど、それでもこうやって思う気持ちは大事だ。
いつもの位置、旦那の左後ろに付いて走る。バイクの音、鼓動、風の音。何もかもが懐かしい。
片側2車線を数キロ走った所で旦那がふと大きい交差点手前で左ウィンカーを炊いてルート変更を提案してきた。
(あぁ、少し前に走ってるアレがいやなんだな〜)
と思いながら、私も左折。その先の赤信号中にメットのシールドを開けて話す。
旦那:「アレがね〜」
JOJO:「アレね〜」
(アレの正体が気になる方はこちらをどうぞ)
そんなこんなで青信号、再スタートだ。ルート変更、どの道走るつもりなんだろう?と想像しながら走る。と、以前車で通ったことのある裏道に曲がった。あ!なるほどー。ここなら、車通り少ないし、適度にカーブがあって楽しいかもね〜!!
旦那が選んだ道は山と畑、たんぼの間にクネクネと抜けてる道。急に一体どんな田舎に来ちゃったんだろう?って思いたくなるくらい、民家もスーパーも存在しないような道だ。
適当にカーブの感覚を取り戻しつつ、CBRとの距離を縮める。そういえば、北海道行ったよね、四国も行ったよね。日光も、袋田の滝も。米沢も行ったね〜。
懐かしがりながら、でも楽しんで走っていたその時、急に難所がやってきた。
一本道に続く砂利道。どうやら工事中らしかった。
あらららら、砂利かよー。やだなぁーー
ニーグリップをしっかりとして、高回転、でもスピードが出過ぎないように半クラで乗り切る。ふー。砂利はやだやだ。
と、その先の道を見て愕然とした。
砂利道が・・・・延々と続いている。一般車、旦那、 JOJOの順番でその砂利道に突入していく。
ひぃえぇえぇえぇえぇえぇ(←砂利でガタガタしてるから心の声も揺れる)
工事現場中ってだけあって砂利の石ころが大小サマザマだし、所々窪みはあるし、で前の車があまりにのろのろ走ってスピードが安定しなくて不安定だし、と泣きたくなるような道だった。
こぉろぉびぃたぁくぅなぁいぃよぉぉぉ
なるべく旦那が通った後をなぞるように付いていく。こういう、難所に来た時、必ず旦那は「こうしろ」ということをバイク越しに教えてくれるからだ。旦那が通る所が、一番私が転ぶ確立が低い砂利の状態のよい所なんだ、と信じて。
旦那がふかせば、私も同じ場所でふかす。旦那が右側にいけば、私も付いていく。
北海道でもあったよなぁぁぁぁ・・・・・気の遠くなるくらい長い砂利道。あの時はさらに難しくて下り坂だった。あれが乗り越えられたんだから、きっと出来るよ、JOJO・・・
頭の中で教習所でやった波状路が思い出されていた。アクセルワークでバイクをエンストさせない。それは絶対だ。300mくらい走っただろうか?砂利の終わりが見えてきた。
あとちょっと・・・あとちょっと・・・
終わりが近づいてきて見えたものはかなりの段差。アスファルトの道路に戻るために5cmほど上がっているのだった。
あれは、まさに波状路の大魔王だ!あそこではふかさなきゃ・・・と思っていると、一足早くそこに差し掛かった旦那がブォンとふかしながら上がった。続いて私。ブォン!
いやいやいやいや、無事アスファルトの平地に戻ってきましたよ。いやー、まじこけるかと思った。こけなくて良かった。心臓、今さらながらドキドキしてるし・・・・
広い道で旦那が停車する。
旦那:「大丈夫だったー?」
JOJO:「なぁにぃよぉおおおお、あの道ぃ〜。わははははは」
無事生還(?)できた安堵と興奮の中で笑いが止まらなかった。
で、そっからは走り慣れたルートで帰宅した。家の前まで戻ってくると、旦那はガソリン入れてくるというので、その間、私は家の外でバイクを見て過ごしていた。
(夕日に当たってさらにカッコいいなぁ〜)
旦那が戻ってきたので、家の中に入る。サラ・・・・どうなったろう!?
玄関に入ると、リビングでおばーちゃんに抱っこされているサラがいた。サラは私の顔を見るや否や、泣くのをずーっと我慢してました!!!と言わんばかりのクシャクシャのひどい顔に変貌し、大声で泣き始めた。
おぉ、ごめんごめん、寂しかった??(マミーは楽しかったけど・・・・)
手洗いうがいを済ませてサラを抱っこしながら、1時間のサラの様子を聞いた。私たちが出かけた後も平気だったらしいが、時々「一体誰なの?あなたたち・・・」と言うようにまじまじ顔を見られたらしい。
で、10分前、バイクの音がしたので、
「あれ?バイクの音じゃない?」「あ、もうすぐ帰ってくるのかな?」
という会話をした途端、サラが泣き出したらしい。で、私が家に入ってくるまでの10分間、泣いてはご機嫌をとられ、泣いてはご機嫌をとられを繰り返してたよう。
ごめん、その10分間、バイク眺めてた・・・(^^;
なんとなく、赤ちゃんなりに言葉や物事を分かってきてるんだなぁ、と思った。
でも、またお留守番宜しくねぇ〜
2007年03月17日
プチプチ1時間ツーリング
posted by JOJO at 23:44| Comment(4)
| バイク・ツーリング
実は私も昨日は砂利道走ったんですよ。
工事中でタイヤが減ってきているので余計減るんではないかと
ハラハラ、夫婦でたまにバイクも良いでしょう?
子育てばかりだとストレスたまるしこれからもこういう時間が増えるといいですね。増やしちゃおう!
うちの娘はもう後追いはしないので私がバイクで出かける時は
バイクで出かけるからねっていうとOK!ってTVみたり人形であそんでいるのでやはり3歳になるとラクですよ。
乗ってきましたよ〜
ベルボトムさんも砂利道書き込み、読みました〜。
ダート走行可!のレーサーレプリカ(笑
傷にならなくてなによりです〜
バイクで出かけるからね、でOKなんですか?
それはかなり出来た娘さんですよ。
うちも仕込まなきゃな〜
ら、早くも(もっと期間がかかるものと思ってました)バイク復活で安心?しました。
好きでいてくれてよかったぁ〜。なんてね^^
しかし娘さんの不機嫌を掻い潜る展開は、読んでいてもハラハラドキドキしました。
そしてJOJOさんの中ではサラちゃんが中心であることもよくわかりました。
工事中の砂利道…あれはィヤですよね〜 スルンといきそうで、、よくわかります。こーゆーバイクではほんと”ダート”って感じがしますよね。
(バイク)眺めているだけでときめく…同じです。
…似ている…似すぎです俺とJOJOさん(ってバイク乗る人はみんなそうかな ハハ)
なにかで読みました。
一番のストレス解消法は、他人がどう思おうとも、自分の一番好きでときめく事をする。ことだそうです。
JOJOさんはやれてますね。
安心しました。
この調子で行きましょう。
自分はというと、自分も昨年は全然乗れてませんで欲求が不満がちでした。
今年はたぶんそこそこ乗れそうな気配があるので、たまには掲示板にでも報告してみようかな。なんて思ってます。
ではまた。
お久しぶりです〜。ほんとご無沙汰ですね!
バイク乗れてなかったのですか〜。
たまるストレス、分かる気がします(^^;
でも乗ってみて分かったんですが、ブランクがあっても乗ってしまえば一気に空白の時間がなかった感じになります。
そう、それはあたかも古い友人に会ってすぐ打ち解けられるような感じで・・・