今日1日はKさんの紹介でサンフランシスコ在住のジャーナリストのSさんが私を一日観光案内してくれることになっている。
Hiromiの家を8時半に出発して、ミュニメトロでPowell駅に向かう。9時に待ち合わせなので、少し早めに着くだろう。早く着いたら、朝ご飯食べる時間くらいあるだろうか?
微妙にお腹をすかせ、待ち合わせのユニオンスクエアに着くと、8時55分だった。
ユニオンスクエアでのんびりと過ごす人々を眺めながら、ブラブラと散歩する。少し経ってSさんに電話をすると、「仕事のメールを書いていてもうすぐ終わるのでそれから行きます」とのこと。
忙しい中、1日を私の為に空けてくれて本当にありがたい。
さて、そうと分かれば朝食にチャレンジしてみようか。
ここで、義母の話を思い出した。
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20年ほど前、転勤に伴い、まだ幼い子供2人(旦那と妹)を連れてゴハンを食べようにも頼み方やメニューの中味が分からず、「お腹すいた」という子供を横に座らせて待たせて、他の人が食べているものや様子を、しばらくよく観察してから食べたのよ。
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観察は大事だ。ぶっきらぼうに「メニュー名」を単語で言ってももちろんものは出てくるだろう。でも、ここは、ぜひ文章で言ってみたい、と考えた。
前の人の注文の会話が聞こえてくる。
「can I have ****?」
なるほど。can I have を使えばいいのね。中学生程度のすごく簡単な文章。でも、うっかり、「I want to eat ***」とダイレクトすぎる表現を言ってしまいかねないこの場面。私もしっかり、can I have *** を使って注文した。
一人で望みのものを注文できた満足感にひたりながら、ぼけっとユニオンスクエアを見ながらゴハンを食べた。こういう時間も、悪くないなと思った頃にSさんがやってきた。
Sさんが教えてくれた本日のプランには、私の「自転車に乗って散策したり、いろいろな市内を走っている乗り物に乗ったり、足で歩いて見て周りたい」という希望が沢山盛り込まれていて、今からワクワクする。
ケーブルカーでフィッシャーマンズワーフ周辺へ
Sさんは、Mason線より、Hyde線に乗ろうと言った。なんでも、Mason線は目的地のフィッシャーマンズワーフまで早く行くことができるのだが、景色はHyde線の方がお勧めだということだった。
交互に来るMason線とHyde線を2本ほどやり過ごし、Hyde線に乗り込んだ。左前に立ち乗りし、右手で落ちないように手すりを持ち前方を眺める。こういう乗り方、一度やってみたかったんだ!
運転手がキンキンキンと鐘を鳴らすのが発車の合図。大勢の観光客を乗せたケーブルカーがサンフランシスコの坂を上がっていくのだった。途中、歩いた方が早いんじゃ?と思うこともあったけど、どんどんと変わっていくサンフランシスコ市内の景色に釘付けだ。Mason線との分かれ道で左に曲がり、さらに坂を上っていく。もう一度右に曲がって坂を上りきった右手側が・・・ロンバートストリートだった。そこを境にケーブルカーは下り坂へと突入する。目の前に広がるのはアルカトラズ島にゴールデンゲートブリッジ!これがSさんがHyde線を選んだ理由だとすぐに分かった。
ケーブルカーを降りた後、ギラデリスクエア(Ghiradelli)を見ながらピア39の方へとフィッシャーマンズワーフを歩く。カラフルでレトロな路面電車が走っている。なんでもこの路面電車は世界中から集められた中古車両らしい。

いよいよ自転車!
見所や走行コースを説明されて、いざ自転車に乗って出発だ。ジリジリと焼けるような日差しの中で、流れる風が気持ち良い。
Sさんは私の体力を気にしてか、当初とてもゆっくりなペースで走ってくれていた。しかし、私は体力にはそこそこ自信があるし、この後のスケジュールを考えればそんなにグズグズ乗っていられないのも分かっていたので、
「私体力には自信があるので、Sさんのペースで走ってくれて構わないですよ。私、付いていけますから」
と伝えたのだった。
ゴールデンゲートブリッジを右斜め前前方に見ながら快調に自転車を飛ばす。
(気持ちいい〜!やっぱ自転車に乗りたいって伝えておいて良かったぁ〜。)
とても快調に走っていたんだけど、突然坂に直面した。
足取りが急に重くなる。結構な上り坂だし、なんか長いぞ。5速で走っていたギアを1速に入れて軽くしたつもりが・・・あらら、なぜか操作を誤って10速にいれてしまった。
う・・・。自転車が進まない。
立ち乗りして全身の体重を片足にかけて漕いでいるのに自転車は停まっているかのようにビクリともしない。倒れないのが不思議なくらいだ。慌てて1速に戻し、軽いギアで漕ぎ始めた。一漕ぎすると、漕いだ分だけ進んでくれる。10回ほど漕いだ辺りから私の肺はゼーゼーしはじめた。両足の太ももの筋肉もプルプルしてきた。しかし、道のりはまだまだ長い。
Sさんはというと、こんなにきつい上り坂なのに、なぜか平坦な道を走るかの如く座ったままの状態でスイスイと走っているのであった。
2Mの車間距離が3Mになり5Mになり・・・どんどん置いていかれる私。一漕ぎ30cmくらいしか進まない自分がもどかしい。こんなに頑張っているのに。でも自転車に乗りたいって言ったのは私だ。めげてはいけない。必死に自分を励ます。もはや、観光ではなくスポーツをしている気分になってきた。
あぁ・・・バイクだったら、こんな坂道、アクセル一ひねりで・・・・
坂道が終わるとSさんが待っててくれた。「大丈夫です?」と声をかけてくれる。はい。だ、だいじょうぶ・・・です。つらいけど・・・。
「私付いていけます」と言った言葉が後悔された。
サウサリートは海に面した坂に家が立ち並ぶ、お洒落な雰囲気の町だ。ヨットハーバーがあって、海を挟んで向こう側にサンフランシスコ市を眺めることができる位置にある。メインストリートにはブティックやレストラン、雑貨やさんが立ち並んで、私が行ったこの季節は桜も満開だった。
帰り道は自転車で戻らずに、フェリーで帰ることにした。サウサリートからフィッシャーマンズワーフまで30分。$6.15のフェリーチケット代は自転車を借りた時にもらったチケットで乗ることができた。ラッキー。
フェリーから見るサウサリート、ゴールデンゲートブリッジを楽しんで、フィッシャーマンズワーフまで戻ってくると、レンタルバイクを返した。借りていた時間は3時間ちょい。
自転車を無事返せば、$500の保障代を切ったクレジットカードの控えを返してくれるので、それを受け取ることも忘れない。
こうしてゴールデンゲートブリッジを自転車で走るという第一の目的は果たされた。時間に余裕があって少し体を動かしたい方・坂道に負けない方にはぜひお勧めしたいプランです。
ちなみに私は中学2年生の夏に引越しをして、転校したくなかったので、自転車で片道100分の道のりを通学してました。
途中登り坂道が、行きも帰りも3つ。
立ちこぎしないと上れないほどの急な坂道だったのですが、卒業する頃には、座ったまま上れるようになりました!
坂道って、きついよねぇ。
それはすごすぎだよー
チャリで??
Mさんを(さらに)見直しました〜
だから根性入って(?)るんですね!
私は・・・やっぱチャリよりもバイクが楽だな〜と実感しました〜(^^;