2004年10月01日

プラナリア?コウガイビル・・・

こんな、得体の知れない(しかも寒気のする)写真を自分のHPに載せるのは不本意なのだが・・・



昨日の朝の出来事。駅まで行く為に玄関を出ると、ある生物と遭遇した。

ミミズのような細長い生き物。ナメクジのようにピッタリと玄関のタイルにくっつき、頭はシュモクザメのようにイチョウ型に広がって、そして、蛇の用に蛇行している体は白からキャラメル色へと変わるグラデーション。

台風一過ですがすがしい青空の下でそいつはゆっくりと進んでいるのだった。


kougaigiru_1.jpg前にもこの生物見たことがあるぞ・・・。そう、それは私が高校生の時だ。もう学校に行こうかなと準備をしていると、「キャーー」と母親の叫ぶ声。何事か、とすぐさま母親の元に駆けつける。

母親は勝手口の外のゴミ専用ポリバケツの所にいた。「何よ、あれぇ〜・・・」母親が指差すその先には・・・やはりミミズの頭が潰れたような生物がポリバケツの側面にビッタリと貼り付いていたのだった。

まだ、その生物の正体を知らない私は、(誰か、ミミズを踏んで頭つぶしちゃったのかな?)と思いながら、かなり気持ち悪かったんだけど、そいつを割り箸で掴んでちょっと離れた茂みに置いたのだった。

で、場所は移動して学校。生物の時間の時だ。何気なく教科書の後ろについている折り込みの写真一覧を見てた時のこと。その一覧は「いろいろな生物」という題名でプランクトンなどの微生物からトカゲなどの両生類、ムカデなどの節足動物ととても素手では触れないようなものばかりの写真が載っていた。

そこに・・・今朝方遭遇した未知の生物と色・姿かたちそのままの生物が載っていたのだった。


「アイツはコレだ、コレはアイツだ!」

一気に名前と姿が一致する。そして、その時から私の脳に「コウガイビル」という生物の名前が強く記憶されたのだった。



kougaigiru_2.jpgそんな事件から13年近くの月日が流れた今、目の前にあるのはまさにソイツだったのだ。

「何これ〜」と気持ち悪がる旦那に対して、「ソイツはコウガイビルだよっ」となぜか自慢気な私。でも、やっぱりグロテスクで見るのも気持ち悪いことには変わりないのだけどさ。

電車の時間もあるので、とりあえず放っておいて、駅まで行くことにした。

(どうか帰ってくる頃までにはいなくなってますように・・・)と念じながら。



で、30分後私は帰宅した。気になるのは、アイツがどこに行ったかである。


間違っても踏みたくはないし、門をあけるだいぶ手前から姿を探す。すると、いました!「わぁ〜っ まだいたよぉ〜」と寒気がしてるんだけど、「ブログネタに持ってこいだな」と嬉しがる私がいた。



それにしても、このコウガイビル随分とでかいよな〜。我が家の玄関のタイルは溝部分を含めないで9cmだから、パッと見13cmくらいはありそう。ゆっくりと進むその姿は決して危険なものじゃないんだけど、見れば見るほど鳥肌が立つ。もし、もっとじっくり見たい方は拡大写真をどうぞ。あんま、お勧めはしないけど・・・。

見ちゃった方・・・ 一緒に、ぞぞぞぞーーーー。



コウガイビルってプラナリアに近い生き物なんだそう。切っても切っても、その数の分身ができるのだ。そうと初めから知ってれば・・・ちょっと実験したかった気もするけど、きっと割り箸で摘まんで遠くの安全な場所に捨てるのが、人道的だったと言える・・・よね?



あーそれにしても、都内(23区内)にもこんな生物が生息してるんだねぇ・・・。



あまり普段目にしない生物を見たい方はヨトウムシの卵夜のヨトウムシの過去のエントリーもお勧めです(笑)

posted by JOJO at 10:51| Comment(0) | 興味深いこと
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