K-2 PROJECT主催の米沢ツーリング。3週間ほど前、「美味い牛食いに行きましょう」と誘われた。私のバイクもHIDに変えたばかりだし、今はいろんな所を走りたい気分。「行きます!絶対!」と店長にお返事して、その日を楽しみに待っていた。
ツーリング当日、4:30に起床する。集合は6時だ。身支度を済ませ外に出ると、天気は惜しくも曇り。路面は・・・濡れているぞ・・。
(まじすかー?今回のツーリングはカッパ着用からは逃れられないのかな?)
手短に暖気を済ませ、ゆっくりと家を後にした。ツーリング日和!というお天気ではないので、気持ちは少しがっかりしてるんだけど、自分のHIDの光が照らす周辺があまりにも明るいので、一人顔がにやけてしまう。(←おバカ?)
集合場所に付くと、既に10台以上のバイクが集まっていた。参加人数は21名。私が経験するツーリングで2番目に台数の多いツーリングだ。バイクの種類はZZR1100を始めとして、ZRX1200S、BMW R1100S、ゼファー750、ZX12R、バリオス250、そして私のCBR900RR。みなさんそれぞれにカスタムされているので、非常に目を惹く集団となる(と思っている)。全員でまとまって走るのが楽しみだぞ、と。
行き道は高速道路組と下道組の2手に分かれることになっていた。私の運転技術と天候や路面状況を考えて、少しでも走りやすい高速道路を選んだんだけど、雨の予報さえなければ、本当は下道を走ってみたかったなぁ〜。ま、それは次回に期待することにしようかな。
いざ出発
さて、6:30。出発の時間だ。ブォン、ドドドドドド・・・・・・ 一斉にエンジンがかかる。まずは下道組がスタートする。次の集合場所の喜多方までしばしのお別れ。気をつけてね〜。と見送った後、高速道路組も出発となった。安全運転、楽しいツーリングの始まり始まり〜。
館林から東北道にのる為に、しばらくは下道を行く。先頭を走ってくれているBさんの後ろに旦那、私はその後ろに付いた。ミラー越しにバイクが千鳥走行でずらーっと続いているのが見える。へへ、台数の多いツーリングってなんだか楽しいな。一人ワクワクしながら走る。すれ違う車とかが「お、バイクの集団だ」みたいな顔をすると、なぜか(へへぇ〜ん、いいだろー)という自慢気な気持ちになるのはなんでかな?
まだ7時前だと言うのに、道路は結構車が走っていた。早くもなく遅くもない速度で淡々と進む。走る人数が多ければ多いほど、赤信号で列が分断されてしまうことは度々ある。こういう時って、自分は行くか、行っても安全か、止まったら後ろのバイクも止まってくれるだろうか、とかいろんなことを考える。対向車に右折車両がいると危険度が高まるし、急に止まっても危ないので、自分が行くのか行かないのかを周囲のライダーにも分かるように早め早めで行動しなくてはならない。ま、今回のツーリングメンバーはベテランばかりなので、大体は平気なのだけどさ。
いつも旦那と一緒に走っているので、旦那の考えていることは大体読めるのだけど、初めて一緒に走る人の考えを探りながら走るのがちょっと楽しい。そういうのをするのにベストな位置は、斜め前の人なんだけど、走り方とか態度とか、アクセルの開け方を観察してると飽きることなく走ることができるのだ。
結構、みんなもいろんなことを観察してて、休憩の度に思ったことを口にしたりする。そういうのもなんだか楽しい。バイクに乗っている時が孤独だからこそ、確立する世界だと思うんだけど、どうかな?
東北道だよ
館林まで後1km、といった辺りでついに雨に降られてしまった。カッパを着るために道路の左脇にバイクを駐車し、一斉にカッパ着用だ。みんな、「あぁ〜・・・着るのか・・・雨の高速道路か・・・」と少し残念ぎみ。雨の高速道路で何が嫌かって、白線は滑るし視界は悪いでとっても走りづらいこと。しかも、シールドが曇り始めると、メットの中に少し風を送り込む為に気持ちシールドを開けたりする必要があるんだけど、そうすると今度は、雨が顔にあたって痛いしさ。雨、嫌い。嫌い!
とりあえず高速にのって、10分ほど走った佐野SAで休憩だ。バイク置き場の一部を占領して停める。その数10台。小腹が空いたので、豚トロ串(450円)を購入。これがなかなか美味しかった。
しばらくまったりーと休憩して、再出発だ。集合地の喜多方はまだまだ先だよ・・・
次の休憩ポイント那須高原SAまでは103km。フリー走行で各自思いのままの走行だ。なんせ、一本道だから迷う心配がない。雨もだんだんに止み、路面もそこそこ乾いているエリアが増えてきた。みんなが楽しそうにバイクを走らせているので、私も後を追う。「待って、待って〜」(笑)
ワインディング〜
充分に高速道路を堪能した所で、那須高原SA。天気も雨が降らないように思えたので、白河ICで高速道路を下りて、峠道でワインディングを楽しみながら喜多方を目指すことになる。
で、峠道にやってきました。北海道以来のワインディング。上手に走れるかな?頭の中には北海道のお友達で同じバイクに乗るAちゃんの言葉、「このバイクはすっごい言うこと聞いてくれるよ」が頭にあった。とはいえ、峠道は雨上がりということもあり、カーブのコーナーには濡れた落ち葉なんかが溜まったりしていて、危険なカーブもいっぱい。ここの速度はこれくらいかな?ここまで倒せるかな?あ、出口でもう少しアクセルを回せばよかったかも、なんて、一つ一つのカーブで試行錯誤しながら練習していく。
きっと、上手い人はイチイチこんなこと考えずに感覚で走っているんだろうな、なんて頭の隅で考える。
前には旦那が走っていて、私が転んでないか、きちんと走れているかミラー越しに見守ってくれている。いつもありがとうねぇ。ライン取りやペースメーカーもしてくれるので、とても参考になる。彼の手助けがなかったら、私はもっと上達するのが遅かっただろうな、って思う。
え?転んじゃうかも??
と、その時、コーナリング中に転びそうになった。車体がガクガクし、後輪はブルブル振るえ、バイクが一瞬にして言うことを聞かなくなったのだ。
やばい、あの落ち葉に突っ込んじゃうかもーーーーーこけるぅーーーー。いやだーーーー。なんとか持ちこたえてーーーー。
無我夢中でとりあえずニーグリップして、エンストしないようにクラッチに手をかけ、必死にバイクを立て直そうとする。コーナーの出口が見えたので、突っ込む心配はない、と少しアクセルを回すと不安定だったバイクがヒョッと垂直に立って、ガクガクするのが止まった。どうやら、ピンチを切り抜けたらしい。
冷や汗がドっと出た。ミラー越しに見てた旦那も「☆×※▼□◎?!」とヒヤヒヤしたよっ大丈夫?て訴えてる。大丈夫大丈夫、と合図して、再びワインディングを始めた。
いやー、それにしても怖かったーーー。何であーなっちゃったんだろう?と考えながら、走りはちょっと弱気になる。決して無謀に走ってたつもりはなかったんだけどなぁーー。
少し行くと、見晴らしのよい景色が飛び込んできた。羽鳥湖(ダム?)だ。写真タイムということで、しばし休憩。さっきの生まれた恐怖心から早く立ち直らなければ。
”走りに自信が出た頃が事故時”。この気持ちを忘れたことはない。常に自分は初心者レベルだ、と思っている。でも、変に緊張してしまうと、走りがぎこちなくなって次の危険を招かねない。
旦那の判断では、寝かせていて、ちょうどアクセル開けていくときに、濡れた路面と落ち葉でリアが滑ったんだろう、ということだったんだけど、リアが滑るってああいう風になることなんだ・・・って感じだ。(なんせそんな経験初めてさ)
電話で、下道組はだいぶ先に進んでいるという情報が入る。「なぜ?下道なのに?」と疑問が残る一方、「やっぱりね」と皆に笑いが生まれるのは、これまたなぜだろう(笑)
さて、そうとなれば集合場所まで急がねば。そろそろ行きましょうか・・・
眠気と戦えそこからはなんだか単調な道が続く。車も多く、信号も多く。一定速度で走ることしばらく。皆今日は早起きしたので、早速眠気の嵐。信号待ちで止まる度に「ねむい・・・」オーラが飛び交う。気持ちは分かる。私も、眠い。ふぁぁあぁぁ
でも、眠っちゃうと、永遠に眠らなきゃいけないくなるので、何かいい方法はないか、と思いついたのが、信号待ちで写真を撮ろう作戦だ。デジカメを起動して写真を撮って、信号が変わる前にしまわなければいけないので、ちょっとスリリングな挑戦。撮りたい風景が現れるたびに、信号よ赤になれ!と願うのだが、そういう時に限って青ばかりが続いたりする。で、やっと赤で止まるとなんの変哲もないような風景・・・。ま、おかげで眠気が飛んだのだからいいのだけど。
喜多方ラーメンの本場ですよ
喜多方駅に到着すると、下道組が既に待ち構えていた。バスと自転車の駐車場のような所にバイクがズラリと並べる。素敵。(と思うのは変?)大型バイクがズラリと並ぶの姿はとても好き。その中の一台が自分のバイクだなんて、誇らしいじゃない?

せっかく合流したけど、お店に全員入らないので、ラーメンを食べるのは自由行動になった。革ジャンにブーツで歩き回るような格好じゃないんだけど、ラーメン屋求めて散策だ。喜多方駅近くには喜多方ラーメンの店が山ほどあると思っていたのに、意外と探してもないのには驚いた。バイクで走っていた時は、あちらこちらに「喜多方ラーメンまであと3km」とか看板があったのに。少し離れた場所の方が有名なお店があるのだろうか?
お店をせっかく見つけても、すでにそこはライダー(仲間内)でいっぱいだったりするので、次の店を探す。ちっ。近い所は早いもの勝ちかーーー。そしてようやく見つけたラーメン屋さん。その名は「宝夢蘭軒」。
それほど広くない店内の壁には、店名を表すが如く高校野球に関する新聞記事の切り抜きやペナント、野球の試合の写真なのでいっぱいだった。後から知ったのだが、店主さんが審判として甲子園に出場するなど、筋金入りの高校野球好きらしい。そんなオヤっさんが作ってくれたラーメンはとても美味しかった。ネギラーメン(850円)をあっという間に完食。あっさりとした醤油味のスープがバイクで走って疲れた体にしみていくようだったよ。
ご馳走様です!
さて、喜多方駅に戻ってくると、ぼちぼち他店に吸い込まれた人も帰って来ていた。さ、ここから本日最終目的地の米沢まで40km強。お腹も膨れたことだし、出発だ!
さて、米沢までレッツゴー
米沢までの道のりはそこそこ快適に走ることができた。時々ワインディングありの、トンネルありので進んでいく。途中意地悪なトラックに遭遇して、「なんだオマエ」っていう気分にちょっとだけなったけど、そんなのも忘れるくらい楽しく走れたかな。今度は怖い思いもなし!
ホテルまで後10分ほどの所で給油タイムだ。あんまり人通りの少なそうな道のガソリンスタンド、一気に21台ものガソリンの注文が入ってきっと本日の売り上げはホクホクものだろう。でも、ここのおやっさん、几帳面なのか、給油量のリッターをピッタリにするのがポリシーらしく、「このくらいでいいです」って言っているのに「もうちょいもうちょい」ってガソリンを入れようとする。その時、給油口は全く見ていなく、ガソリンのメーターばかり見ているのだ。っていうか、もうキャップのネジのところまでガソリン来ちゃっているからやめて!って言っているのに、どうしても12.00とかにしたいらしく構わずチョロ、チョロって入れてくる。見かねた旦那がコワモテの声(?)で「もういいって言ってんだろう?」と言うと、やっとやめてくれた。入ったガソリンは9.70lだったからおやっさんは10.00lにするつもりだったのだろうか?どう考えても後3dl(デシリットル)なんて入る余地ないのにさ・・・。
随分長いこと、ここのガソリンスタンドで休憩した後、ホテルに向かった。小野川温泉の街は少しさびれた印象を受ける町並みだった。でも、温泉地にそういう”わびさび”の美意識を求める人もいるわけで、そういう点では現代のニーズに合っているのかもしれない。ホテル「山川」の駐車場の一部をバイクで占領する。バイクを誘導してくれるホテルのおじちゃんも必死だ。「はい、そのバイクはここ!」とキビキビ指図してくれる。
色とりどりのバイクを残して、一同は部屋へと吸い込まれていくのだった。
CBRちゃん、今日も一日ありがとう☆
さーて、ジャケット脱いで温泉だ、ビールだ、米沢牛だ!
夜は案の定宴会だった。疲れた体を温泉で癒した後に飲むビールは最高に美味しい。しかも米沢牛の鉄板焼きがつまみだなんて、これ以上の贅沢はないよね?鉄板に乗ったほどよい厚みの3切れの米沢牛は肉汁と旨味がたっぷりで、バターの香りがほんのりと香ってて、口に入れた瞬間、「米沢まで来て良かった」って思えた。
また、、、いつか食べたいかも。米沢牛。今度はステーキで・・・
また、企画立てますので、宜しくお願い致します。
私は、けして悪魔ではありません。(ハート)
いやーーお蔭様で本当に楽しかったです。
もうレポート書いたんですね・・早い(;^-^A
しかし・・いつ見ても素晴らしいホームページですねぇ!
自分もこんな風に作れたらなぁ・・
さて、オイラのヴァイク、目立ってました?
まぁ、某有名人さんの『見た目レプリカバイク』なだけに、色々と大変な事もありますが・・・
自分はアノ黄色いバイク好きなんで、
良し!としましょう。
また走りましょうね!
米沢牛はもちろんの事、芋煮はたまに婆ちゃん家(泊まった宿から1時間くらい)で食べるので、懐かしい感じがしました♪
相変わらず活発的な行動ですなぁ。。。
HID、車でもぼくはにやけました!
ちょっと遅れてつくのがたまらないと・・・。
あ、無事に帰国しました!
オイル・・・すごく調子良かったです。北海道の時にあったギアが上手く入らない現象も今回はありませんでした。
それに・・・アクセルを開けた時に開けた分だけ反応してくれる感触が最高です。
そんな時白魔さんが耳元でささやきます。
「ほ〜ら、このオイルはいいでしょ〜?ふっふっふっ」
年に一度といわず、また企画してください!
>キム魔さん
ページのオホメの言葉・・・ありがとうございます。
でも、バイクの乗り方を誉められるように・・・頑張ります(?!)
>さて、オイラのヴァイク、目立ってました?
目立ってますよ〜。その目立ち具合は・・・2日目レポートにしっかりと書かせてもらいます。
米沢がおばあちゃんの家なんですね。いいな〜。芋煮もよねぎゅーも食べ放題ですか・・・。
それにしても美味しかったな、よねぎゅー。
>HIT14さん
お帰りなさい〜。オデッセイにも付いてるのですね、HID。
いや、あの光は本当いいですよね!!青白い光もたまりませんよね〜!!
前に走っている車が光をよく反射する車体だったりすると、「うっ眩しい!(でもカッコいい!)」と見惚れてしまいます。
またしばらく激務ですね、お仕事の方も頑張ってください・・・