うちのバジルは小まめな虫取りと水遣りと愛情を注ぐことによって、只今育ち盛りのまっしぐら。1週間ほど前、大規模な摘心を行ったばかりだったのに、またもこんもりと育っている。バジルの葉量が増えてくると風通しも悪くなるので、今期3度目の大規模摘心を行うことにした。
大幅に虫にやられてしまったバジルは株ごと捨てた。それでも残ったバジルは40株を超えている。一株一株摘心を行うことを考えると、今日も大量のバジルが手に入るだろう。前回摘んだバジルが既に冷凍保存されているし、ジェノバペーストを作るにしても葉の量が多すぎる。
どうしよう、我が家では需要と供給がなりたたない。捨てるにはもったいないし、困ったなぁ。
そこで私はヒラメいた。
「そうだ、大家さんにおすそ分けしよう!」
3軒隣に住んでいる大家さんは家庭菜園が多分趣味。うちのベランダの前に大きく広がる大家さんの庭には各種多様の野菜や果物が育てられているからだ。
大家さんなら、うちのバジルをもらってくれるに違いない。
私はそう確信すると、摘みたてのバジルをビニール袋に入れ、大家さんちの呼び鈴を押した。
じょ:「バジル、うちでは食べ切れないので、もらっていただけませんか?」
大:「あらー!ありがとう。じゃ、トマト持っていきなさい」
じょ:「え!いえ、いいですよ」
大:「うちも食べきれなくてそのままにしてあるのよー」
・・・どこの家でも食べれるものを栽培している者の悩みは一緒らしい。
結局、渡したバジルの1.5倍くらいの量のトマトを手にして家に戻った。
自分で育てたバジルがトマトになった瞬間。なんだか、ご近所付き合いしたって感じだぞ。