女の子なら一度は憧れるジューンブライド。短大の時からの友人Tちゃんが今日結婚する。そう、今日はおめでたい日。Tちゃんはちょっと雅子様似のやさしげな美人さんだ。だが、中身はかなりの天然ボケが入っててなかなか良いキャラというギャップがまた良い。初めて見るTちゃんのウェディングドレス姿が今から楽しみだし、きっととても輝いて見えることだろう。
楽しみといえば、一緒にゲストで呼ばれている友人たちと会えるのも忘れちゃいけない。あんなに学生時代、学校で毎日のように顔を合わせ、一緒にバイトをし、あちこち出かけていたにも関わらず、卒業してからは年に1回会えるか会えないかにまでなってしまっていた。お互い、家庭を持ち、仕事を持ってるから、しょうがないと言ってしまえばそれまでなんだけど。
でも、そんな彼女たちに久しぶりに会えるし、結婚式だし、久々に洒落込んでみるとしますか!
着ていくのは黒のドレスにした。スソが斜めカットになってフワッとしてるのでお気に入りのドレス。ショールは・・・冬に買った黒のファーが付いたショールがあるのだが、これはこの季節には少し暑苦しい気がする。それに、コレの欠点は、ファー部分の羽が抜けてフワフワと空中浮遊をすることだ。私の行くところ全て黒の羽が舞ってる状態でなんだかカラス天狗状態。
カワイイけど今回使用するのは却下しよう。残されたショールたちも今一ピンと来ないし、思い切って新しいものを購入してしまえ!
お店で一目惚れしたそのショールはサーモンピンクでビーズのお花柄。もちろん即買いした。羽織るだけで、なんだか嬉しくなっちゃうような気持ちになる。これでコーディネートはバッチリだ。ネイルもキレイになったことだし、あぁ、当日が楽しみだなぁ。
と、待てよ。首から下はバッチリでも、肝心の上が残ってた。そう。髪の毛である。
私の髪はロングのストレートヘアだ。しかし、髪をアップする技術がない為にパーティの時にヘアスタイルがイマイチ決まらない。アップヘアにしようと試行錯誤した挙句に、時間がなくなり髪も決まらなく、セットしかけの髪を再度濡らしてリセットし、ダウンスタイルで行ったことなんて数え切れないくらいだ。
そんな悩みをいつも行ってる美容室May Be!?のMさんに相談することにした。カラーとカット・仕上げを終え、通常ならココで終了なのだが、やさしいMさんは言った。
「じゃ、自分でも簡単に出来るアップを教えてあげるね」と。
あぁ、持つべきものはMさんだ。急に「なんて素敵な人なんだろう。」と思えてくる。
- 耳のラインで髪の毛をブロッキングする。両横の髪はそれぞれ仮止めしておく。
- 残った後ろの髪を縛る部分と垂らす部分に上下に分ける。この時、分け目はゆるい山型にする。(富士山の形にしないこと)
- 縛る部分はざっくりと手グシで整え、ゴムで結わく。(一般的にツムジの3cm下らしいが、ツムジの場所が変わったところにある人や2個や3個ある人はココゾと思う位置でどうぞ。)
- 横の髪をネジって(外まき)ピンで止める。ピンは後ろ側から前に向かってさす。上手に刺すと一本でもしっかり留まります。ただ、必ず補助ピンでもう一本バッテンになるように止めること。)
またこの時、ねじる位置は上に上げすぎない。耳にかかるかな・・・・?という位置でねじり始めること。 - 両脇を止めたら、先ほど縛っていた部分をヘアアイロンやカーラーでくるっとさせる。(ない時は適当にぐるッと回してUピンで止める。)
- 後はヘアスプレーとかしてなんとなく固める。
- 下に残した部分も軽くアイロンをあてて気持ちクルっとふんわりさせる。
出来上がり。
***簡単なアップヘア:後ろ髪垂らしバージョン*** 画像付きはこちら
(May Be !?伝授)
ポイントは、”キッチリアップ”にしないこと。柔らかいニュアンスを伝える為に無造作な感じでOKである。私の時はこれに加えてキラキラスプレーもかけてもらった。これでパーティー感がグッとUPする。
「結婚式まで毎日頑張ってみます!」
キラキラスプレーをお土産にお店を後にした。
それから本当に毎日練習した。が、しかしそんなに世の中甘くない。プロのMさんの手技と私の手技が一緒なワケない。
初日、あまりにも違いすぎた代物ができあがる。「なんだその髪?」旦那は面白がる。
2日目、ピンで止めた髪が落ちてこなくなる。が、まだ結婚式にはしていけない。
3日目、ヘアアイロンをYバシカメラのポイントでゲットする。垂らした部分がクルっとカールする。
4日目、なんとなく出来たけど、やっぱりピンで留めてた部分がハラリと落ちる。
5日目、疲れて休憩。
そして、、今日当日。後30分で髪との戦闘開始だ。よく考えたら、一度も全体が上手に出来た日がないじゃないか。昨日疲れて休憩しちゃったことが、今更だけど悔やまれる。
でも、この努力実って欲しい・・・・ぞ。