悪態タクシー
久々のスカッとした秋晴れに気をよくしてお出かけしてきた。
本日のお出かけ先は代官山!毎週のように一緒にお出かけしているMみんと用事を一件済ませて遅めのランチ。代官山にあるASOで1600円のランチコースを食べながら、話に花が咲いて今日のお出かけも終盤に差し迫る。
そろそろ陽も影ってきたし、時間も時間だから、タクッて渋谷まで行ってからバイバイしましょ。そうしましょ。
タクシーが来るか、バスが来るか。
先に来たのはタクシーだっった。
「へぃタクシー!」と言わんばかりに上機嫌に手をあげる私たち。ハザードをたいて、タクシーが横付けされる。
私たち:「渋谷までお願いしま~す♪」
運転手:「はいよー」
この時私たちは、まさかこのタクシーで恐い思いをするなんて、夢にも思っていなかった。
タクシーに乗ってからも、私たちの会話には花が咲き、タクシーの運転手のことなんてこれっぽっちも気に留めてなかった。
だって、渋谷まで電車で行ったら一駅間だし、すぐに着くでしょ・・・って感じで。
突然、運転手の
「あのっ バカが!」
という声にはっとして運転手の方を見た。
運転手は更に続ける。
「このバカヤロウが!」
「もっと前に行けってんだ、バカ!!」
「このバカ!なんで行かねーんだ、このやろう!!」
「ちっ(←舌打ち)」
「バカっ 早く行け! ほらっ!行け!」
思わず2人で顔を見合わせた。
(・・・・この運転手、やばくない!?)
しかし、運転手が腹を立ててるのは、私たちに対してではなく、交通マナーの悪いドライバーに対してのようだ。
交差点の真ん中で急に停まった前の車に激怒してる模様。
「前の車がね、バカなんだよ、まったく」
私たちに話しかける運転手。
「そうですね、早く行けばいいのにですよね」
一応、相槌うつ私たち。ここは味方しておいた方が安全だろう。
その場面は逃れ、車が進み30mほど進んだ所でまたハプニング。
渋滞の多い渋谷の道路で、運転手は自分が知っている抜け道を通りたかったのに、
その抜け道に行く為の道路が対向車線で詰まっている車で行くことが出来ない。
右折ウィンカーをたいてどくように指示する(睨んでた?)運転手。しかし、一向に対向車線側は動く気配なし。ふさいでいる車の運転手はなにやら耳にイヤホンが!
運: 「おいおいおいおい、ふざけんな、このやろう!」
運: 「まったく最近のバカは平気で道をふさぎやがって・・・」
私: 「あ、ウォークマン聞いて運転してるみたいですね。だから気付かないのかもしれないですね」
M: 「そういえば、さっきの前にいた車もたばこ吸いながら運転してた」
必死にマナーの悪そうな点をあげ、運転者の気分を損ねないようにする私たち。
運: 「この道はね、ふさいじゃいけないんだよ、まったく・・・」
運: 「これじゃー、行けねーってんだ。ふぜけんな、このバカ!」
右折待ちの私たちの後ろにも大分車がたまってきた。
突然、運転手がブゥーンとアクセルをふかし
運: 「曲がれないからね、こっちいくしかねーけど、しょうがないよな?」
と言いつつ
振り返って、問題の車を睨みつけるのも忘れない。おっちゃん、そんなに後ろ向いて睨んだら、お客さんの私たちを睨んでるみたいだよ・・・・
抜け道を通れなかったお陰で、その先の道はすごく渋滞していた。
渋谷はきっとすぐそこだろう・・・。
どうする?もう降りる?降りたいよね?(こんなタクシー)
そんな会話を目で交わし、
Mみん: 「じゃ、その辺で・・・」と言おうとすると、
運: 「もうメーター回らないように止めたからな、初乗りで行ける所だからな」
まるで金の心配はするな、という感じだ。
いや、私たちが恐れているのは、あなたなんですけど・・・
運: 「もう一度、ここでUターンして、さっきの裏道に入るからな」
運: 「あのバカさえいなきゃとっくもう駅についてのによ、あのバカが!!」
私たち: 「はい・・・」
もうあんまり、口答えできない感じだ。
ぶぉーーんとタクシーはUターンし、そして先ほど入れなかった裏道に突入した。
なるほど、この道は快適だった。今通っていた道がぎっちり渋滞だったのに、この道だけは直線ですんなり246に躍り出た。
ここは誉めどころだ。
私たち: 「すごーい!さっきの道と全然違うねー。こんな道があったなんて!」
これで、運転手の機嫌も良くなるか??
運転手: 「そうだろう?ここに入るのとそうじゃないのじゃ全然違うのよ。ったくあのバカが!!」
やっぱり・・・怖い。。。
でも、ここまでくればもう渋谷。運転手もそんなに罵声をあげなくても運転できるだろう。だって、目の前に駅が見えてるし~。
安心したのも束の間、運転手が喋った。
運転手: 「駅着いたらすぐ下ろすからな、お金用意しとけよ」
は、はい。料金はメーター止めてくれたので、660円。
でも、2人合わせてピッタリはなかったので、700円でお釣りいらないことにした。
だって、40円請求できる感じじゃないよ~。
それにしても、お金用意しとけよ・・・って・・・・。
更に運転手がぼそぼそと喋った。
運転手: 「これから住宅ローンを借りるサラリーマンの大半が3,4年後に首吊って自殺するだろう」
・・・・・・!?
なんですと!?
なんで、そんな恐ろしい予言をこの場で聞かされなきゃいけないのだろう・・・・
運転者曰く
郵政が民営化 → 外資系の会社が郵政を買う → 日本の国債価格の下落
→ ローン金利の上昇
という筋書きになるらしい。
とりあえず、駅に着いたので、即座に降りようとする。もちろん、700円釣りなしで。
私たち: 「お釣りは結構です~」
運転手: 「え?(←本当に不思議そうな顔) なんで?いいの?」
私たち: 「はい、結構です~」
運転手: 「じゃ、ありがとう(←しぶしぶ受け取る感じ)」
ガチャ。タクシーのドアが開いた。
良かった~。普通の世界に出られたよ~。
Mみんと肩を寄せて「怖かったよね~!!!!」と共感し、バイバイしました。
いや~。タクシー便利だけど、こんな運転手さんも・・・いるんだね。お金にガメつくないのはいいけど、お客さんに怖い思いをさせるのもどうかと・・・。
乗ったのが、一人じゃなくて、良かったな。
Posted by JOJO at 19:39