ブロッコリーと私と○○と。
母親から「ブロッコリーにはアブラムシが付いていることがあるから、洗う時によく見なさい」と言われてからというもの、ブロッコリーを料理する度に、アブラムシがいないかチェックするようになった。
今日の夕飯は煮込みハンバーグ。付け合せにはマッシュポテトと、やっぱプロッコリーでしょ。湯がく為にお湯を沸騰させている間に、ブロッコリーを水洗いし、食べやすいサイズに切る。
(今日のブロッコリーは、比較的大きくて、引き締まっていて美味しそうだなぁ・・・)
と思いながら、茎単位で切り分けていく。
もちろん、アブラムシチェックも忘れない。よし。このブロッコリーにもいなそうだ。
実際、アブラムシを気にするようになってから3,4年は経っていると思うんだけど、一度もお目にかかってないのが現状。本当にブロッコリーに付いていることあるのかな?
ある程度小さく切り分けて、最後の1房。これは3分割できそうだな・・・
と包丁を茎に当てて、ふと気が付いた。
いる。何かが。
茎と茎の間からはまな板の白い色が見えていないといけないのに、ブロッコリーとは明らかに違った緑色の物体が挟まっている。
なんだろう?
ツンっと軽く包丁の先でつついてみた。
ウニッ
動く・・・
ゾゾゾゾゾォ~・・・ 急に鳥肌が立った。
昨年はバジルの成長と共にヨトウムシと戦った。小さいものから、大きいものまで。でも、覚悟して虫と対面するのと、不意打ちをつかれるのとでは、精神的ダメージが違う。
なにがどうして、今日の、よりによって、今、なにかしらの幼虫と対面しなければいけないのよ?
そういえば、2年ほど前に青梗菜を買った時もナメクジが居て驚いたっけなぁ、
なんてそんなことをぼんやりと思い出したりしてみた。
さて、どうしてくれよう?この物体。
とりあえず、割り箸で生ゴミ用の水切りネットに、その物体がついてた部分のブロッコリーごと捨ててみよう。
あれ?弱ってるのかも・・・動かないや。
じゃ、先に調理をしてしまおう。もう、お湯はブクブクと沸騰しているので、(虫のついていなかった)安全なブロッコリーを湯の中に入れる。
しかし、湯がいている間もその幼虫が気になって、私の視線は水切りネットの中に釘付けだ。
うっ・・・
動き出したよ、幼虫。どうしよう、何か処置しなければ。かといって、外に出そうにも時間がない。ブロッコリーを固めに茹であげるには、もう後30秒くらいでお湯を切らなくてはならない。
とりあえず、応急処置として塩を大量にふりかけてみた。(←ナメクジじゃないってば)
弱ってくれればいいんだけど。やっぱ体内の水分が外に出て行くのだろうか?
ヌメっとした液体とか出てくるのかな!?
(だったら、キッチンでやるんじゃなかった・・・!!)
軽く後悔しながら観察を続けると、
予想とは裏腹に超暴れてる!
幼虫:「ウォ~。ナニスンダー。ショッパイヨー。メガイタイヨー。」
そんな感じで、上体をブンブンと振り回してる。
ゴ、ゴメン。と心臓ドキドキの私。
(でもこのまま弱ってくれれば・・・)
淡い期待を抱きながら、とりあえず、幼虫が苦しんでいるその横でブロッコリーの水切りをする。
(この熱湯かけちゃおうかな?)
(どうせ私が気が付かなかったら、熱湯で茹でられてたはずだし・・・)
ふとそんな思いもよぎるが、一生懸命ジタバタしてるので、なんとなく出来なかった。
で、暴れてた幼虫が動かなくなると、急に心配になって、
しょっぱいよね・・・?死んでないよね?
と、体の上にのっかった塩達をお水で流してみると、幼虫はまた
幼虫:「ンダヨッ!ツメテーンダヨ!」
とか言う感じで上体をブンブンと振って抗議した。
良かった、生きてて。
ハンバーグ用の玉ねぎもジュージュー言ってるし、ちょっと君にかまっている暇ないんだよねぇ、と虫の動きの観察をしながらの調理時間。
意味もなくドキドキしつつ、幼虫が水切りネットから逃げ出そうとする前に、捨てたブロッコリーの一部で元の位置に戻す。
そんなことを片手間に繰り返しながら、ハンバーグを煮込み始めたので、やっと幼虫を生きたまま外に逃がす時間がやってきた。
いつもだったら、虫の逃げ場は大家さんのお庭なんだけど、ちょうど水撒きをしてたので、まさか空中に幼虫を放り投げるわけにもいかず、玄関から出て、隣の敷地の木にくっつけてきた。
幼虫よ・・・無事に、蝶になってね。
それにしても、アブラムシに遭遇した方がよっぽど良かったなぁ・・・
Posted by JOJO at 17:20