ホームパーティーに招かれて
旦那の会社の同僚のKさんは、髪をかきあげる仕草がとっても似合う素敵な女性。そんな彼女がHTMLを学びたいというので、先月までの3ヶ月間、我が家でHTML講座を開いていた。講座はHTMLの基礎からデザインしたHP制作までをやり、回数にすると8回。講座の度に我が家まで足を運んでくれたKさんは、仕事の疲れもあるだろうに、きちんと時間通りにやってきて、HTMLをメキメキと習得していった。
HTMLに関する知識がゼロの状態から始めたのにも関わらず、数回目には
「cellpaddingが・・・」
「2重テーブルは・・・」
などと口にするようになる。
「これ自分で作ったの」と仕事で活かせるHTMLを見せてもらった時は、
(お前も成長したもんだなぁ)と、小学校の先生のような気持ちになったものだ。
そのお礼というわけではないが、Kさん宅で行うホームパーティーに旦那と一緒に私もお呼ばれすることになった。
8回も講座をやってると、一緒にいる時間が長いので個人的な話もいろいろと話す。
「家は神谷町なんだ」
(神谷町って住む所だったんだ・・・)
「部屋からは東京タワーが見えるの」
(いいなー)
「部屋の色のテーマが決まらないからお皿は全部透明(ガラス)なんだ」
(そういう選択肢があったとは!)
「でね、うちのトイレとバスのドアもシースルーなの」
(エエ!ま、丸見えですか!?)
早く見てみたいなー。Kさんのお部屋への好奇心は高まるばかり。
そして、その日がやってきた。今日は7人くらいが集まるらしい。旦那と二人で電車で移動する。かつてKさんが講座の度に通った帰路。「都内といえども決して都心とは言えない我が家まで、通うの大変でしょう?」だと心配する私に「帰りは意外と近いから平気よ」と何度も言ってくれてたKさん。
実際体験してみて、やっぱり大変だったと思ったよ。講座に通ってくれて、本当にお疲れ様でした。
そんな気分になりながら、神谷町の駅についた。
予め渡されてた地図を片手に飯倉の交差点の方に向かう。この辺は以前私が勤めていた会社があるため、やっぱり住むところって気がしない。でも、ちょっと駅の周辺が懐かしい。
交差点に差し掛かると、不思議なBOXに入った警察官を発見。人一人入れるくらいの小さなBOX。ハシゴがついている。ちょっと中に入ってみたかったけど、定員オーバーそうなのでやめる。後から聞いた話では、ロシア大使館に心無い人が攻め込んでこないように見張っているだとか。少しでも異変があると、道路の脇からゲートが出てきて大使館までの道を封鎖するらしい。(へー×19)
さらに進むと、「ドットcome運動」と大きく書かれた看板とかが見えて、(それはどんな運動だ?ドットカム?コムじゃなくて?)とか思ってたんだけど、それは帰りにとある宗教法人の看板だってことが分かった。
「ドっと来い」ってことが言いたいのかしら?
そんなこんなで目的地Kさん宅に到着。なんともハイセンスなコンクリート打ちっぱなしの玄関。インターホンで鍵を開けてもらい、エレベータへと乗る。降りると、そこにKさんが立っていた。
「いらっしゃーい」
初めて入るお部屋。ちょっと緊張。靴を脱いで早速目にしたものは・・・
なんともかわいく、でもハイセンスにモノが飾られたキッチン!我が家のキッチンなんて、なんだか生活感にあふれすぎてるわーなんて思ってしまう。
さらに奥に進むと・・・
白と黒でコーディネートされた空間が広がっている。シフォンのような布が大胆にも天井から垂れ下がっている。向こう側にはとってもリッチな気分で寝れそうな素敵なベッド。そして何より、良い匂いを放っているご馳走たち!とっても美味しそう。
人をもてなす、ってこういうことなのね~。とってもお勉強になります。はい。
もちろん、噂のシースルートイレも入ってみた。ドキドキだったけど、ちゃんと引き戸があって、安心。でも、なかなかお目にかかれないよねぇ、シースルー!
興奮が落ち着いて来た頃、続々と人がやってきた。いよいよ、パーティ開始だ。お酒を片手にアレコレと食べる。美味しいものが食べきれないくらいあって、なんだかブッフェみたい。おうちでブッフェだなんて!しかも、これを全部一人で用意しただなんて!
「お料理しないの」って言ってたのはウソだったんですね!
話が弾む中、陽は落ち、大人の時間になった(別に子供がいたわけじゃないんだが)。
大人の時間らしくBGMにはジャズがかかり、間接照明が皆の顔を魅惑的に照らす。そして、外には東京タワーのイルミネーション。膝にはワンワン(黒のパンサー)。今この瞬間、ロッキングチェアに座ったお金持ちがバスローブを着てワインを片手に膝上のペルシャネコを撫でてても、私はそれにも勝っただろう。
時間はあっという間に過ぎてった。12時に行ったにも関わらず、気が付くと既に時計の針は22時半を回っている。
「帰りたくないねー」
「でも、明日会社だし」
現実味を帯びた言葉に急に酔いが醒める。そうだ、明日からはまたいつもの生活が待っている。
お邪魔しましたーと靴を履き、名残惜しいけど玄関を出た。
あぁ、楽しかった。
うちももっと非現実感をかもしだせる空間が欲しい。そんな中で仕事できたら、幸せかもしれない。
東京タワーの写真でも壁一面に貼ってみようかな?いや、どうせ貼るならバイクの写真かな?いや、バイクを部屋の中に飾って・・・
夢は膨らむ。そして膨らんだ夢は私を深い眠りへと導いていったのだった。
Kさん、本当に楽しいホームパーティーをありがとう!
Posted by JOJO at 23:57